国際バカロレア機構加盟認可校 加藤学園暁秀高等学校・中学校
Garden&Forest  昨年までの暁秀レポート「自然」をリニューアル!
暁秀の庭や学校の周辺の自然を紹介します。
歳時記
No.13 「10月」

栗

実りの秋。8月に紹介した栗もご覧のような姿となりました。

これはある朝のものですが、以前は子供達がめざとく見つけて素早く拾っていました。しかし最近では関心を惹かないのでしょうか、こんなにも残っています。こういう日が何日もあります。何とも勿体ない話です。

拾った栗は茶巾絞りで食べてみましたが(私設暁秀料理倶楽部提供)、少々混入した渋皮の渋味が何とも言えない玄妙な味わいをそえて絶品でした。
栗に限らず、農産物として栽培されているものは芸術品とさえ言えるようなものがありますが、野生のものは野生の良さがあります。
伝統的にも、農産物として洗練していくのと同時に野生のもののもつ癖を生かすような工夫も行われてきました。こういった工夫を見直していく必要があろうかと思います。

最近、食品の偽装や添加物、残留農薬の問題が世間を騒がせていますが、あまりに便利さを追求する生活はどこかで破綻せざるを得ないと思われます。たとえ世間を騒がせるような問題がなくても、食べる事への関心や熱意はどうしても減少していきます。

食は生の基本なのですから、もっと、食べる人が自然の恵みに感謝の念を抱き、主体的に工夫していくような環境作り、時間に追われず、季節や回りの自然環境と共に歩み、その恵みを十分に味わえるような社会を作っていく必要を感じます。